胎児の夢 | 駒ゐ
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作品概要
純潔は常に綺麗な寓話。在った筈のものと無かった筈のものはいつも紙一重の存在というお話。わたしを守ることは、あなたを殺すこと。
"Dreas of the fetus" © Komai
この作品への投票理由やコメントなど
・皆さんはどの座標からこの作品を見ただろうか。私は女の大きく開かれた股座の奥から、半開の形成途上の目で埃臭い宿のシーツを眺めている胎児のように不安にかられた。「嫌悪感があるからこそこのテーマに惹かれる」と作者は語る。性に一度も嫌悪感を抱かずに成熟することは、女性には難しい。月ごとに繰り返される卵胞細胞の死と子宮に蓄積していく絶望を、何事もないように無視して生きることが女であることの一面である。内なる子宮は死屍累々の戦場。このテーマ、引き続き掘り下げて表現していただきたい。(神田つばき)